くせ毛を活かすスタイリングのコツ|まとまらない原因は「順番」と「水分量」
くせ毛を活かすスタイリングがうまくいかない。その大きな原因は、スタイリング剤の「順番」と「水分量」です。
結論から言うと、しっかり濡らして水分を入れてから、水 → クリーム → オイルの順(LCOメソッド)で仕上げる。これだけでまとまりが大きく変わります。ポイントは、濡れているうちに作ったカールを崩さずキープすること。
僕はくせ毛専門の美容師として5万人以上のくせ毛を担当してきましたが、自己流でうまくいかない人のほとんどが、この2つでつまずいています。
なぜ自己流だとうまくいかないの?
くせ毛のスタイリングで最初につまずくのは、たいてい「水分量」です。
インスタで見かけたスタイリングをやってみる。いろいろ頑張るけどまとまらず、あれこれ触っているうちにパサパサになって、結局結んでしまう——そんな経験、ありませんか?
サロンで一番相談が多いのも、このスタイリングについてです。
原因の多くは、水分。くせ毛は、水分をしっかり含んで濡れているときが、一番きれいにカールが出ます。逆に、水分が足りないまま乾いていくと、広がってパサついてしまう。だからLCOの最初のステップ「しっかり濡らす」が、何よりの土台になります。
ここさえ押さえれば、あとは簡単。むしろ、やることは減ります。
LCOメソッドとは
スタイリング剤を使う順番の考え方です。
- L(Liquid)= 水分
- C(Cream)= クリーム
- O(Oil)= オイル
海外では「LOC(水→オイル→クリーム)」が有名ですが、日本のくせ毛さんを長年見てきた経験から言うと、クリームとオイルを入れ替えたLCOのほうが、日本の湿気の中では仕上がりが安定しやすいです。

それぞれの役割
水(L):くせを出す土台をつくる
くせ毛は濡れた状態でスタイリングするのが大原則。霧吹きで、表面だけでなく内側までしっかり湿らせます。「ちょっと湿ってる」だと足りません。
クリーム(C):くせの形をここで決める
一番大事な工程。水分を保ちながら、うねりやカールの形を安定させます。中間〜毛先に、髪を握るように(スクランチ)なじませて形を出します。乾いてからでは遅いので、濡れているうちに。
オイル(O):ツヤと質感をキープ
最後にオイルでツヤを出し、パサつきを抑えます。少量を中間〜毛先へ。ベタつく人は、たいてい量が多いだけです。
基本の流れ
① 霧吹きで内側までしっかり濡らす
② クリームを中間〜毛先になじませ、握って形を出す
③ オイルを中間〜毛先に薄くなじませる
④ あとは乾かすだけ
くせ毛には「自然乾燥」が一番いい
くせ毛には、実は自然乾燥がとても相性がいいです。ドライヤーの熱と風は、せっかく作ったカールを崩す原因だからです。
「自然乾燥は髪に悪い」と思われがちですが、これは誤解。大切なのは、寝るまでにちゃんと乾いていること。頭皮と根元だけ軽く乾かして、毛先は自然乾燥にまかせればOKです。早く乾かしたい日は、ディフューザー(低温・弱風)を使うとカールを崩さず時短できます。
一度覚えれば、一生モノの技術
毎朝ドライヤーでブローしていたお客様が、LCOメソッドを覚えてからは、朝の準備時間が30分から4〜5分にまで減ったそうです。
LCOのいいところは、一度分かれば本当に簡単だということ。自転車と同じで、一度覚えたら一生忘れません。自分のための技術として、ずっと使えます。
よくある質問
Q. LCOメソッドは、どんなくせ毛でも使えますか?
はい。ウェービーでもカーリーでも使えます。カールが強い方は、クリームを少し多めにして重さで落ち着かせるなど、量で調整してください。
Q. 毎朝ちゃんとやらないとダメですか?
夜のお風呂上がりに仕込んでおけば、朝は数分の手直しでOKです。むしろ朝がラクになります。
Q. ドライヤーは使っちゃダメですか?
完全にダメではありません。頭皮と根元だけ軽く乾かして、毛先は自然乾燥、が基本です。全体をブローすると広がりやすくなります。
Q. LOCとLCO、どっちが正解ですか?
違いはクリームとオイルの順番だけです。日本の湿度が高い環境では、クリームを先に使うLCOのほうが安定しやすい、というのが僕の考えです。
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KURURI HAIR について
KURURI HAIRは、くせ毛で広がりに悩む方のために藤田ファムがプロデュースしたヘアケアブランドです。「くせ毛はあなたの素敵な個性」をコンセプトに、毎日のケアとスタイリングをサポートしています。
著者:藤田ファム
くせ毛スペシャリスト美容師。担当客数5万人以上。